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"I'mpossible"??もうだいぶ前ですが、DynabookのCMで"Impossible"のIとmの間にアポストロフィをうって、"I'mpossible"としていましたね。CMは最近見かけませんが、店頭ではまだ"I'mpossible"を見かけます。非常に気になっていたので書いておきます。
"I'm possible"として「私は〜できる」という意味にしたいのかもしれませんが、"I am possible"という英語はありません。"possible"なのは物事であって、人ではないのです。すなわち、こんな風に使います: It is possible for me to get there in an hour.(一時間以内にそこへ到着できます) Fixing the problem by tomorrow should be possible.(明日までに問題を修正するのは可能なはずです) では「私は〜できる」と言うにはどうしたらいいでしょう。単に"I can do it!"と言うのが一番伝わりやすいでしょう。難しく考えずに、恰好つけずにシンプルに言いましょう。 質問の投稿外資系IT企業では、製品開発は本社で行われていて、日本支社の技術者はセールスエンジニアかユーザに対してサービス(プロフェッショナルサービスやテクニカルサポート)を行う役割であることがほとんどでしょう。そのため製品仕様について質問があったり、不具合を発見した際に英語で本社に連絡することになるでしょう。また、最近は日本企業に勤めていても海外の技術(オープンソースなど)を導入していて、何か問題があればそのコミュニティにコンタクトする必要がある場合もあると思います。
そんなシチュエーションで私が見かけたメールの一部(出だしだけ)を紹介します。 Customer ask me question. 気持ちはよくわかるし、意味も伝わるから細かい文法的なことは目をつぶりましょう。しかし冒頭にこの文を書くことの意味を少し考えてみます。 「お客さんから質問を受けた」というのは事実でしょうし、きっとその答えを探しているのだろうということも想像はできます。でも英語でのコミュニケーションでは「何をして欲しいか」を明確にすることが重要で、それを始めにはっきりさせておくと良いでしょう。「お客さんに聞かれたから」という背景はその後から説明してもよいくらいです。 そこで、例えば次のような書き出しにしてみます。 I have a customer who has the problem described below and I am looking for a workaround as well as the root cause. (下記に示す問題を抱えているユーザを抱えていて、回避策および根本原因を調査中です。) これでこのメールの目的が明確になりますね。最初に(少なくともメールの最初の方で)「何がしたいのか」「何をしてほしいか」をはっきりさせておくと伝わりやすいし、読み手の興味を引き止めることにもつながります。 なお、"looking for ..." = 「探す」と習ったのでこの使い方に違和感がある人もいるかもしれませんね。Looking for ...は意外に応用範囲が広いので使ってみましょう。 「現象」="phenomenon"??システム関係者の会話では「現象」という言葉がよく使われます。
「CPU使用率が100%に張り付く現象が発生した」 「HTTPセッションがタイムアウトする現象が発生している」 「現象」を和英辞典で引くと"phenomenon"と出てくるので、日本人のITエンジニアがこの単語を使うのを頻繁に見聞きします。 しかし、英語の"phenomenon"は自然界で発生する不思議な出来事や、高齢化などの社会現象の場合に使う言葉であって、コンピュータの挙動を表現する場合には使いません。こういう場合にはsymptom(症状)やevent(事象)のような単語を使ってみましょう。 先日日本で仕事をしている北米人と会話をしているときにシステム障害を"phenomenon"と表現したので、驚いて「そういうときに"phenomenon"って使うの?」と訊いたところ、「使わないよ。日本人はみんな"phenomenon"って言うから合わせているだけ。お前英語わかってるな。」と言ってました。 |
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